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最近では三密を避けて家族や仲間だけでアウトドアを楽しむために山を購入する人が増えているそうです。

山を購入ですよ、すごい発想。プライベートビーチならぬプライベートマウンテンです。

BBQして焚火して、ハンモックなんかもいいですね。でも山を購入する際には幾つか注意点があります。

山を購入する際は、幾つか注意点があります

1.価格が安い場所には大なり小なり必ず問題があります。現在の地名やイメージだけで選んで後悔しても遅いのです。

旧地名などから本来の土地の状態を調べることも必要です。その土地の安さが、自然災害の頻度などによるものだとしたら、山を購入した後に相当の費用が嵩んでいきます。

2.土地の価格が安い場合、市街化調整区域になっていることもあり、調整区域の場合、建築に関する制限が設けられていたり、林業や漁業を営むことが前提となっていることもありますので事前の確認が必要です。

3.山を購入するという事は地主なわけですから、地滑りやがけ崩れなど起きないように、きちんと土地の整備をしておかないと近隣からクレームもあるでしょうし、最悪の場合人災を招くことにも繋がります。

そういった事を未然に防ぐために行政や地域の方と連携をとりながら、整備に必要な機器や資材、人件費なども考慮していくと結構な出費になるという話しもあります。

このように、格安で売買されている土地のデメリットとして挙げられる3つの大きな要因としては

災害の危険性、土地活用の制限、土地管理費用

といったものがあります。

自分たちや仲間だけで管理維持できる気概があればアウトドアに精通してることを条件に2と3は、特に影響が無いかもしれません。

しかし、1番の自然災害に関しては避けられる術が限られてくるということは、今の日本在住の方ならば皆さん周知の事実なのではないでしょうか。

地名から、その土地の危険度をはかる方法は他のサイトに色々参考になることが書かれていますので割愛しますが、簡単な判断基準をこちらではお伝えして、この記事のまとめとさせていただきます。

まとめ

格安の土地を見つけたら必ず市区町村役場や図書館、もしくはインターネットサービスなどを利用して旧地名や土地柄を調べることをお勧めします。

地元が広島なので広島を例にしますと、豪雨災害に遭われた八木も旧地名は八木蛇落地悪谷といい、名前にあると危険と言われる『蛇』が入っています。

他にも鬼(危険なので気をつけてという先人たちからの教えです)、鮎、駒、女、柿、椿、梅などが旧地名についていたら災害などが起こっていた可能性があると言われますし、不自然に綺麗な名称がついているところも、よく歴史を調べてみてください。

○○が丘や、光、希望など明らかに印象の良い名前がついているところも過去に何かしらの災害が起きたために名前を変えていることもあるのです。

そして土地の利活用範囲は、どこまで可能なのか、管理維持できるだけの人員もしくはスキルが自分たちにあるのかということを念頭に物件を探してみてください。

最後になりましたが、こういった点をクリアできた物件を購入された場合は思う存分スローライフもしくは自然を謳歌されてください。

地道にしっかり下調べをして覚悟を決めて手に入れた土地での生活は都会の便利な暮らしでは得られないかけがえのないものになることと思います。

貴方の移住生活がより実り大きなものとなりますように。

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