福島県会津若松市にある温泉旅館・大川荘には鬼滅の刃の劇中に登場するシーンと見間違うほどの空間があり、そこがファンの間で話題沸騰になっています。
そこには、主人公の宿敵・鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)の本拠地「無限城」と「上弦の肆・鳴女(なきめ)」を彷彿させる浮き舞台があり、その中央部分に三味線を奏でるところがあることから、なおさら劇中のイメージそっくりということでTwitterなどで話題になっています。
新型コロナウイルス感染症などの影響もあり、こちらの温泉旅館も苦戦を強いられていたところで今回のような副産物にあたり、現在は予約殺到で猫の手も借りたいほどになっているようです。
各地でこのようにアニメのワンシーンにそっくりな場所やいわれがある場所は聖地になったり、地域活性につながる場合もありますが、行政などが地域おこしの一環として広くPRしている場合を除き、現地で困惑されている方々もいらっしゃるとのことです。
それもそのはず、場所によってはキャラクター関係のものが盗難にあったり、そこが私有地などであったりする場合もあることから、アニメなどの熱狂的なファンと地元の方々との衝突やトラブルが起きてしまうことも少なくないためです。
こうしたことからも、たとえ熱狂的なファンだとしても、地元の方々の迷惑にならないように最低限の配慮をしながら、聖地巡礼をお願いしたいところです。
まだまだ鬼滅の刃ブームは、これからです。
今回のように嬉しい悲鳴があがる旅館などは良いとしても、くれぐれも私有地や立ち入り許可が必要な場所など、それぞれが地元の方々にも配慮してせっかくですから日本が誇れるアニメやマンガの文化をこれからも大切にしていけたらと思います。
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