今日ふとこんな記事を見かけました。
小さな子供が泣きながら一人で歩いていました。
通りかかる大人たちは我関せずという態度で見て見ぬふり、これは特別なことではなく最近では当たり前に見かける光景の一つかもしれません。
いや、私たち自分たちのところでは違うという向きもあるでしょう、そういう場合は、そこには一つのコミュニティがしっかり確立されているか、周りに何人か同じように気を回す大人がいる場合です。
これは、どういうことかお分かりでしょうか。
それは倒れた人などを助ける場合にも言えることですが、自分一人では尻込みしたり、とかくネット社会では不用意な行動は、どこでトラブルに繋がるか分からないからです。
今回の場合、多くの方は関わらないことが無難で普通だと言います。
確かに見ず知らずの子供に関わるだけで、犯罪者扱いされるという心配は少なからずあります。
子供が泣いてるからと声をかけ、それを見かけた心ない人は、その様子を写メを撮ってネットにあげる人も実際います。
他にも小さな子供に声をかけるだけで、人さらいのような眼差しを向けられるといった心配の声や、警察に止められて職務質問されるといった懸念も聞かれます。
こうした世間の眼差しや態度というのは、実際に経験したものでなければ、その気持ちに寄り添うことはできません。
NPO法人などの方は、ためらわず声をかけると言う方もいらっしゃいます。
しかし、そうした立場の方でも犯罪者扱いや不審者扱いを幾度となくされれば、対処は変わっていくでしょう。
このような世の中にあって、私たちはどのような判断をし、どのように接するのが適切なのでしょう。
この記事をご覧になった方は、ご自身ならどうされるか、少し思いを馳せてみてください。
私は様々なシーンに出会ってきましたが、今回のような幼児が一人で泣きながら歩いているといったシーンは、思い当たりません。
もう少し年のいった小さな子から『お金貸して、500円』と言われたことぐらいでしょうか。
この際も、一人で、なおかつボロボロな服をきた子供さんだったので、『はい』と貸してあげました。
去っていく背中を見ながら『どこへ返しにいくんだい?そのお金』と思いながら家路に向かった記憶があります。
泣いている子の場合、そうですね、誰もいなければ話しかけて、交番などにも電話しますかね、そのほうが後々スムーズですし。
今回のニュースの幼い子供さんに声をかけたのは大人じゃなく小学生ぐらいの子供さんだと聞きます。
何故声をかけたのかという質問に対して『周りの大人が誰も声をかけなかったから』という理由らしいです。