大阪梅田の地下街「泉の広場」は1970年に初めて設置されました。
味気ない地下街に憩いの場が欲しいという市民の声を受けて広場を設置したのが始まりでした。
当時は泉への投げ銭が多く、そちらは赤い羽根募金に寄付されたとのことです。
それから2代目(1981年)、3代目(2002年)と改修が行われ長く市民が集う憩いの場所として親しまれてきました。
そして昨年シンボルだった噴水が撤去され、12月9日よりリニューアル工事が開始されました。
泉の広場という名前は残され、フルカラーLED照明を採用し、季節やイベントに合わせて広場を彩る仕組みが施され新しく生まれ変わって1年が経とうとしています。
ネットでも大阪梅田の地下街、「泉の広場」は話題に上ることもあり待ち合わせのメッカとしても人気のスポットです。
そんな市民の憩い場で立ちんぼが横行しているということで捜査関係者は以前より懸念していたそうです。
広場の風紀が乱れ治安が悪化するとのことで何年も前からつぶさに状況を見ていたそうです。
広場の近くにはホテル街もあり立ちんぼをするにも利用するにも都合の良い場所だったようで、ここでもビジネスの需要と供給、コロナ禍における生活状況の変化により「生活費の捻出」や「借金苦」から立ちんぼを行ってしまったようです。
逮捕されたのは学生、主婦、会社員と幅広く、昔と違ってこうしたビジネスもSNS等に代表されるネットの普及により一般の人々の生活に浸透してきていることも時代を反映しているのではないでしょうか。
広島にも立ちんぼは存在していますが、明るく市民の往来が激しい地下街ではありません。
地域性というのもあるでしょうが、それぞれビジネスとして生計を立てている方もいらっしゃるので、広島のように場所によっての住み分けができたら一番良いのではないでしょうか。
もちろん未成年や美人局等が問題なのは言うまでもありませんが、いつの時代でも風俗が存在しているのはビジネスとして成り立っているからです、ビジネスの基本は需要と供給、それはどんなビジネスにも言えることですが利用する人とそれを提供する人とで成り立っているわけですから犯罪や逮捕にならずに風俗もビジネスとして世間も認知する必要があるとも感じます。
もちろん場所やルールは必要ですが、還付金や一時金その他、政府からの援助等の話が出た際も風俗業界は差別や偏見を受けてきました。
利用する人が多数存在していて、そういう人たちが困ったら放置というのは、疑問を持たざるをえません。
色々な記事を書く際にも申し上げていますが、日常見える範囲でもこうして差別や偏見があちこちで存在しています。
お互いの立場や環境を鑑みて、そうした立場の人も困窮した際は遠慮なく政府から援助等受けられる、そんな社会になることを願うばかりです。