なるほど、経験豊富な人ですね、名刺として差し出されたら貴方はどう感じるでしょう。
交流が多いことも経験した人数が多いことも自身の身になっているなら大いに結構なことです。
しかし現実には、そうしたことを謳い文句にしている方ほど実際に話してみると疑問符になることが多いものなんです。
どうしてそうなるか?それは多くの事に関心を持ち、それぞれを深く認識し、相手にきちんと合わせた会話をしたり良好な信頼関係を築くには人数が限られるからです。
人数が多いからすごいではなく、その中身や実態が大切なことなんです。
以前記事にしたこともありますが、IT関連の女性起業家が、自分がきちんと関われる人数は限られるから、そうした限られたきちんと向き合える商売をしていたいという考えが、ホリエモンの事業は広く大きくという考えと相容れないという事で袂を分かった話が思い出されます。
人がきちんと向き合える数には、ある程度の限りがあります。
数をこなせばそれでいい、数が大事という主旨ならばそれもいいでしょう。
しかし数字を頭に持ってくる方からは、正直伝わってくるものがありません。
数字は聞かれたら答えればいいぐらいのさじ加減が嫌味もなく正しく伝わるものだと思います。
数が大事ではなく物事の本質こそが全てだと私は考えていますので。
「それだけ人脈がおありなら〇〇さんをご存じでしょう?」→「存じ上げません」その程度なら、始めから数字は出さないほうが賢明です。
「経験が豊富なんですね、ではこういった関係を持ったことはありますか?」→「いや、そういう経験は・・」とすぐにメッキが剥がれるようなら言わないことです。
こうした会話は実際にあったものから抜粋していますので予測でも捏造でもありません。